座卓から椅子のある和室へ|立ち座りしやすい和室づくりのポイント

年齢を重ねるにつれて、

「膝に痛みがあるから、床に座る生活が大変になってきた」
「和室でも椅子を使って過ごせるようにしたいけど、今の雰囲気は残したままにしたい」
「今は座卓を使っているけど、体への負担を考えてテーブルと椅子に変えたい」

そんなふうに感じたことはありませんか?

畳に座って過ごす和室には落ち着きがありますが、年齢を重ねると、筋力の低下や膝関節の軟骨・半月板のすり減りなどによって、正座やあぐら、床から立ち上がる動作は、膝や足腰に負担を感じることがあります。

そんなときにおすすめなのが、座卓ではなく、テーブルと椅子に座る生活に切り替えることです。椅子を取り入れることで立ち座りがしやすくなるだけでなく、食事や読書、趣味など、日々の過ごし方に合わせて、今よりももっと和室を使いやすくすることができます。

この記事では、座卓からテーブル・椅子へ変更する場合のメリットをはじめ、高さの選び方や立ち座りのしやすさ、和室の雰囲気になじむ家具選びなどをご紹介します。

座卓からテーブル・椅子へ変えるメリット

座卓からテーブルと椅子へ変更する大きなメリットは、床まで腰を下ろす動作が少なくなることです。

座布団では、「しゃがむ」「膝を曲げる」「床から立ち上がる」といった動作が必要になります。椅子を使うことでこれらの動作を減らせるため、膝や足腰への負担が気になる方や、長時間の正座が苦手な方でも快適に過ごしやすくなります。

また、テーブルと椅子の高さが身体に合っていると、前かがみになりすぎず、自然な姿勢を保ちやすくなるため、読書、文章を書く時間、趣味の作業など、和室でできることの幅も広がります。

座卓から変更するときは、まずテーブルの高さを考える

座卓から椅子を使う生活へ変えるときに、まず確認したいのがテーブルの高さです。

一般的なダイニングテーブルと同じような高さだけでなく、和室では少し低めのテーブルを選ぶこともできます。

みのはん家具では、和机の高さとして60cm・65cm・70cmを用意しています。低めの60cmから一般的なダイニングテーブルに近い70cmまで選べるため、使う人の身長や過ごし方に合わせて選択できます。

高さ60cm 天井が低いお部屋に最適。高齢者・女性のお客様に好評。

和室らしい低めの目線を残しながら、椅子を取り入れたい場合に向いています。これまで座卓を使っていた和室から雰囲気を大きく変えたくない方にも選びやすい高さです。

高さ65cm 幅広い年代の方に対応しやすい中間サイズ

低すぎず高すぎない中間の高さで、和室らしさと椅子での過ごしやすさの両方を考えたい場合に取り入れやすくなります。

高さ70cm 一般的な椅子生活に近い感覚で使いたい場合に

一般的なダイニングに近い高さで、食事だけでなく書き物や作業などにも使いやすい高さです。

椅子の高さは数字だけで決めるのではなく、普段どのような姿勢で過ごしたいのか、誰が使うのかまで考えて選びましょう。

テーブルだけでなく、椅子の高さとの組み合わせも確認

テーブルの高さを決めたら、一緒に使用する椅子の座面高も確認しましょう。
〈座面高〉…床から椅子の座面の上面までの高さ

椅子に座った際、膝が直角に近い角度で曲がり、足裏が床にしっかりつく状態が理想とされています。逆に低すぎると、関節や太ももの筋肉に負担がかかりやすくなります。

また、椅子に座った際の状態だけではなく、テーブルと椅子の高さのバランスも重要です。椅子が低すぎると、食事や作業の際に腕を上げる姿勢になりやすく、反対に高すぎると足元が窮屈に感じることがあります。

みのはん家具では、目安として次の組み合わせを案内しています。

テーブル60cm:座面高35cm程度
テーブル65cm:座面高38cm程度
テーブル70cm:座面高43cm程度
※快適に感じる高さは身長や体格によって異なるので、あくまで目安としてください。

家族で身長差がある場合は、一人だけに合わせるのではなく、長時間座ることの多い方を中心に、家族全員が無理のない姿勢で座れるかを考えて選ぶことが大切です。

立ち座りしやすい椅子は「座るとき」だけでなく「立つとき」も確認

椅子を選ぶときは、座り心地だけで判断せず、立ち上がる動作まで確認してみましょう。

座面が低すぎると、立ち上がる際に膝を深く曲げる必要があります。一方で、自分に合った高さであれば、床座に比べて少ない動作で立ち上がりやすくなります。

また、立ち上がる際に手を使って身体を支えたい場合は、肘掛け付きの椅子も選択肢になります。

〈肘掛け付き椅子〉

実際に選ぶ際は、
・深く座った状態から立ち上がりやすいか
・足の裏を床につけやすいか
・座面が低すぎたり高すぎたりしないか
・必要に応じて手を添えられる場所があるか
といった点も確認してみましょう。

「座りやすい椅子」だけではなく、「立ちやすい椅子」という視点を持つことで、毎日の使いやすさも変わってきます。

椅子を置いても、和室らしい雰囲気は残せる

「今の和室の雰囲気が気に入ってるけど、椅子を置くと洋室のようになってしまうのでは」と心配される方もいるかもしれません。

ですが、 テーブルや椅子の高さ、素材、色合いを工夫することで、和室らしい落ち着いた雰囲気を残すことができます。
たとえば、木目を生かした家具や、畳・柱などの色になじむ茶系の家具を選ぶと、空間全体にまとまりを出しやすくなります。

また、一般的なダイニング家具よりも低めのテーブルと椅子を組み合わせれば、視線を低く保ちやすく、座卓を使用していたときの和室らしい印象も残せます。

「和室だから座卓」と考えるのではなく、和室の雰囲気に合うテーブルと椅子を選ぶという考え方もあります。

毎日使う家具だから、動かしやすさも大切

座卓から椅子の生活へ変更すると、これまでより家具を動かす機会が増えることがあります。
たとえば、日々のお掃除で移動したり、家族が集まる際にはレイアウトを変えたりすることもあります。

そのため、 毎日使う家具は見た目や座り心地だけでなく、無理なく扱える重さかどうかも確認しておきましょう。
特に椅子は頻繁に動かすため、一人でも持ち上げやすい軽量タイプを選ぶと、お掃除や模様替えもしやすくなります。

「か~るい椅子」シリーズには、従来品より約33%軽量化された商品があり、高さ60cm机用では約3.6kg、高さ70cm机用では約3.8kgのタイプがあります。

〈か~るい椅子〉

また、みのはん家具の椅子はすべてスタッキングできるため、必要に応じてまとめて移動・収納することもできます。

座卓から椅子へ変えるときは「今の暮らし」に合わせて考える

長年使ってきた座卓をテーブルと椅子へ変えることは、和室そのものの雰囲気を大きく変えることではありません。
これまでの和室らしい落ち着きを残しながら、今の暮らしや身体の変化に合わせて、過ごしやすい空間へ整えていく方法のひとつです。

選ぶ際は、

「どの高さなら立ち座りしやすいか」
「家族みんなが無理なく使えるか」
「和室の雰囲気になじむか」
「毎日の掃除や移動がしやすいか」

といった視点から考えてみましょう。

和室らしい雰囲気を残しながら、普段の過ごし方や使う方の体格に合わせて選んでみてください。

よくある質問

Q.座卓を使いたい場合もあるのですが普段は椅子を使いたいのですが、座卓として使いたい場合もあります。両方に対応できますか?

はい。みのはん家具では、1台の和机を「高座机」と「座卓」の両方として使える座卓兼用オプションをご用意しています。普段は椅子と合わせて使用し、来客時や床に座って過ごしたいときには座卓として使うなど、用途に合わせて使い分けることができます。

「普段は椅子で過ごしたいけれど、座卓も残しておきたい」「用途ごとに別のテーブルを用意するのは避けたい」という方にも取り入れやすい仕様です。

読み物を読んだ後は
ぴったりの和室家具を探しませんか?

みのはんでは、和室に合うテーブルや椅子を多数ご用意しています。
サイズ・用途・デザインから、最適な一台をお選びいただけます。

立ったり座ったりがつらくない和家具 木曽高級 色・サイズが選べます 軽量で運びやすい 折りたたみできます

Copyright© 2026 Iwato Co.,Ltd. All Rights Reserved.